2018年9月 Xアクセラレータ Ver.1
2018年9月11日 エックスサーバーに「Xアクセラレータ」という機能が追加されました。
上記のページでは、
「Xアクセラレータ」は、Webサイトの高速化や、
大量アクセスへの耐性強化を行うことができる独自開発の高速化機能です。引用元: 従来の10倍以上のアクセス処理性能!Webサイトの高速化・同時アクセス数の拡張を実現する「Xアクセラレータ」機能提供開始のお知らせ – 2018/09/11 | レンタルサーバー【エックスサーバー】
と書いてあるだけで、技術的な内容は分かりません。
しかし、実際にエックスサーバーのサーバーパネルを見ると書いてあるのですが、
ということのようです(これ以外にも何かあるのかもしれませんが)。
「静的ファイルのみ」と「全ファイル(両方)」のどちらかを選ぶことができます。
この内容からすると本機能は、「あるウェブページに対し、同時に大量アクセスがある場合」に有効な機能だと思われます。あまりアクセスのないウェブサイトであれば、恩恵は少ないでしょう。
何度もアクセスしてくれる人に対して、アクセス速度を上げるのが目的であれば、1週間ウェブページ(のリソース)をブラウザでキャッシュさせる「ブラウザキャッシュ設定機能 」が有効です。
2019年2月 Xアクセラレータ Ver.2
2019年2月20日、「Xアクセラレータ Ver.2」の提供が開始されました。
このニュース記事だけ見てもあまり具体的なことは分かりませんが、マニュアルページや実際の管理ページを見て分かったことを以下の表にまとめます。
バージョン | 内容 |
---|---|
Ver.1 |
|
Ver.2 |
|
※ 動的ファイルのキャッシュは必要なくなった?
設定画面では以下の選択肢から選べるようになっています。

.user.ini ファイルについて
Xアクセラレータ Ver.2 対応のタイミングで、ドメインのルートディレクトリ(~/ドメイン名/public/
)に、.user.ini
ファイルが配置されました。Xアクセラレータ Ver.2 適用中は、PHPの設定ファイルとしてこの.user.ini
ファイルが利用されるようです。
- このファイルが配置されたディレクトリ以下は、
php.ini
ファイルの代わりに.user.ini
ファイルが読み込まれて適用されます。 - このファイルを削除しても、(該当サイトアクセス時に?)再度自動作成されるようです。
- 参照:PHP: .user.ini ファイル – Manual