目次
1. WHOIS とは?
WHOIS(フーイズ)とは、インターネット上に公開されている ドメイン や IPアドレス の所有者を検索するためのプロトコルです。
ドメインを管理しているレジストリ・レジストラが WHOIS を使った検索システムを提供しています。
※ ドメインについては以下のページを参考にしてください。
2. WHOISによる検索サービス
WHOISによる検索を行うには、いろいろな方法があります。
コマンド
Linux などのOSであれば、whois
というコマンドが使えます。
実行例
$ whois yahoo.co.jp
結果
[ JPRS database provides information on network administration. Its use is ]
[ restricted to network administration purposes. For further information, ]
[ use 'whois -h whois.jprs.jp help'. To suppress Japanese output, add'/e' ]
[ at the end of command, e.g. 'whois -h whois.jprs.jp xxx/e'. ]
Domain Information: [ドメイン情報]
a. [ドメイン名] YAHOO.CO.JP
e. [そしきめい] やふーかぶしきがいしゃ
f. [組織名] ヤフー株式会社
g. [Organization] Yahoo Japan Corporation
k. [組織種別] 株式会社
l. [Organization Type] Corporation
m. [登録担当者] HA14103JP
n. [技術連絡担当者] KM43416JP
p. [ネームサーバ] ns01.yahoo.co.jp
p. [ネームサーバ] ns02.yahoo.co.jp
p. [ネームサーバ] ns11.yahoo.co.jp
p. [ネームサーバ] ns12.yahoo.co.jp
s. [署名鍵]
[状態] Connected (2018/11/30)
[登録年月日] 2000/11/17
[接続年月日] 2000/11/17
[最終更新] 2017/12/01 01:02:55 (JST)
ウェブ上のサービス
ウェブでもいろいろなレジストリ・レジストラが WHOISサービスを提供しています。こちらの場合、サービスによって検索できるドメインが決まっていたりします。
例えば、以下の WHOIS サービスが有名です。
.jp
ドメインの検索
.com
, .net
, .name
, .cc
, .tv
, .edu
ドメインの検索

3. ドメインによって登録情報は異なる
ここでの「ドメイン」とはトップレベルドメイン (TLD) を指しているのですが、例えば .com
(gTLD), .jp
(汎用JPドメイン), .co.jp
(属性JPドメイン) では登録情報に違いがあります。
例えば、.co.jp
や .or.jp
などは組織が使うことを想定しているため、組織向けの情報になっています。
4. 登録情報は公開される
ここまでの内容から分かる通り、登録情報は誰でも検索できてしまいます。
しかし、「ドメインを取得したからといって、個人情報は公開したくない」という方もたくさんいます。そういう方のために、通常はドメイン取得サービス業者の情報を代理で登録することができます。
5. 汎用JPドメインの登録情報について
しかし、.jp
(汎用JPドメイン) はちょっと特殊なので気を付ける必要があります。
このドメインは、登録情報の中に「登録者名」と「公開連絡窓口」という項目があるのですが、このうち「登録者名」の代行はできないのです。これは、ドメインの規約で決まっているようです。
ですので、.jp
(汎用JPドメイン) を取りたい方は注意しましょう。
あるドメイン取得サービスによると、「登録者名」のところを ドメイン名 にしておけば個人情報を公開しなくて済むという話しもあります。
6. おわりに
独自ドメインを取得した場合、必ず「登録情報をどうするか?」という問題に直面します。その時に困らないように、まずはこのページの内容を知っておいてください。