
目次
1. ConoHa for Windows Server について

サービス名 | ConoHa for Windows Server![]() |
---|---|
ターゲット | 安定して Webサイトを運営したい個人、法人 |
プランと 価格帯 |
|
運営会社 | GMOインターネット株式会社 |
ConoHa for Windows Server は、GMOインターネット株式会社が運営する VPS レンタルサーバーサービスです。 通常、VPS では Linux系のOS を自分で選んでインストールしますが、本サービスは Windows Server専用となります。
GMOインターネット株式会社は、ホスティングサービス ConoHa ブランド として
- 2013年7月から ConoHa VPS
- 2018年9月から ConoHa WING
といった サービスも運営しています。本サービスは、2018年4月にリリースされました。
2. レンタルサーバーの種類
VPS サーバーです。
3. プラン比較
全部で以下の7つのプランがあるのですが、ここでは一番下のグレードから5つまでの比較表を作成しました。
- WIN1GB
- WIN2GB
- WIN4GB
- WIN8GB
- WIN16GB
- WIN32GB
- WIN64GB
プラン | WIN1GB | WIN2GB | WIN4GB | WIN8GB | WIN16GB |
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初期費用 | 無料 | ||||
月額費用 | 1,000 円 | 2,000 円 | 3,900 円 | 7,700 円 | 14,500 円 |
時額費用 | 2.0 円 | 4.0 円 | 8.0 円 | 16.0 円 | 30.0 円 |
メモリ | 1 GB | 2 GB | 4 GB | 8 GB | 16 GB |
CPU | 2 コア | 3 コア | 4 コア | 6 コア | 8 コア |
ディスク容量(SSD) | 100 GB | 100 GB | 100 GB | 100 GB | 100 GB |
最低利用期間 | 無し | ||||
OSエディション | Windows Server 2019 Datacenter Edition Windows Server 2016 Datacenter Edition |
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データセンター | 日本(東京) | ||||
リモートデスクトップ接続 | 可能。但し「サーバー管理」目的以外のリモートデスクトップ接続は利用できません。 | ||||
Windows Server 2016 Hyper-V | 利用可能 | ||||
ネットワーク | インターネット100Mbps共有 プライベートネットワーク1Gbps共有 |
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グローバルIPアドレス | IPv4アドレス1個 IPv6アドレス17個 |
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データ転送量 | 課金無し、無制限。 | ||||
プライベートネットワーク | 契約者だけのネットワーク環境を構築可能。 | ||||
API | OpenStack準拠のAPI無料提供。 | ||||
DNS | ドメインのレコードを登録して使うことができるDNS機能を無料提供。 | ||||
コントロールパネル | ブラウザ上で、アカウント・請求情報の確認やサーバー管理ができます。 | ||||
管理者権限 | Administrator権限付与 | ||||
電話サポート |
4. テンプレート毎の特徴
テンプレート毎の主な用途は以下となります。
Windows Server | Windows Server for Remote Desktop | Windows Server for Remote Desktop + Office |
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リモートデスクトップ接続(Remote Desktop)について
リモートデスクトップ接続とは、Windows パソコン上に別の Windows パソコンの画面を表示して操作することができる機能です。


テンプレート毎の特徴は以下です(2020年8月時点)。
テンプレート | 提供OS | プリインストール | Microsoft Office | 必須ライセンス |
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Windows Server | Windows Server 2019 Datacenter Edition | – | – | – |
Windows Server 2016 Datacenter Edition | SQL Server 2016 Web Edition(有料オプション) | |||
Windows Server for Remote Desktop | Windows Server 2019 Datacenter Edition |
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– | リモートデスクトップSAL |
Windows Server 2016 Datacenter Edition | ||||
Windows Server for Remote Desktop + Office | Windows Server 2019 Datacenter Edition |
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Office 2019 Professional Plus | リモート
デスクトップSAL + Office SAL |
Windows Server 2016 Datacenter Edition | Office 2016 Professional Plus |
5. 主な機能・サービス
初期費用無料、定額制、最低利用期間なし
サービスを始めるハードルが低いです。
初期費用無料、最低利用期間なし、転送量に対する課金もありません。
利用料金は時間単位で課金されるため、無駄なコストが掛かりません。
高速性
ストレージにはSSDが採用されており、最新CPUと合わせて高速なVPS環境となっています。
Hyper-V が利用可能
Windows Server 2016 Hyper-V を利用することができます。これにより、Windows Server 上に、お望みのOSをインストールした仮想マシンを作成することが可能ですので、幅広い用途での利用することができます。
リモートデスクトップでのリモート接続が可能
リモートデスクトップアプリケーションを使って、どこからでも Windows Server に接続することができます。場所を問わず、サーバー管理の操作が可能ですので大変便利です。
※ 「サーバー管理」目的以外のリモートデスクトップ接続は利用できません。
安心できるサーバー監視体制
サーバーにトラブルが発生した際に、迅速な対応が行えるよう、専門の技術者が24時間365日サーバーを監視しています。
SQL Server の利用は有料
有料ですが、SQL Server も利用することができます。
※ サーバー作成時のみ選択可能です。
オプション機能
- 追加SSD
- 追加IPアドレス
- ロードバランサー
- イメージ保存
- 自動バックアップ
- SQL Server
支払い方法
- クレジットカード
- ConoHa チャージ
- ConoHa カード
6. サーバーの追加方法
どんなふうに Windows Server を選択するのか、スクリーンショットを使って説明します。
7. 総評
「ConoHa for Windows Server」というサービス名ですが、「ConoHa VPS で OS として Windows Server を選んだだけ」という見方もできそうです。
実際、ConoHa のコントロールパネルを見ると、VPS のページで Windows Server を追加するようになっています(下画面参照)。
Windows Server を借りる用途としては、
- Windows 環境での検証作業
- Webサイト運用(特に Webサーバーとして IIS を使う場合)
- ファイルサーバー
- Windowsしか対応していないアプリケーションの利用・運用
あたりだと思います。(「4. テンプレート毎の特徴」も参照してください)
ConoHa for Windows Server の場合、初期費用無料・最低利用期間なしで 1ヶ月1,000円から利用でき、1ヶ月以内の場合や月の途中で解約した場合は時間単位での課金となりますので、無駄なコストが掛からず 何かを試すには最適です。小回りがきく感じです。
この 1,000円/月 というのも競合サービスの中でも標準的な料金ですので、長期間利用することになっても損するようなこともありません。
Windows Server 用VPS として、お勧めできるサービスになっています。
8. ConoHa for Windows Server の年表
「ConoHa for Windows Server」に関するこれまでのプレスリリース等を表にしました。
※ あくまでも調査できた範囲での情報になります。