レンタルサーバーではよく PHP が使われています。
PHP というのは、ウェブサイトを表示する際に、何か処理をさせたい場合に使用するプログラミング言語の1つです。サーバー側で処理が動きます。
人気 CMSツール である WordPress も PHP を使っていますので、レンタルサーバーでは管理サイト上に「PHPの設定」に関する項目が用意されていることが多いです。
そして、この PHP には バージョン がいろいろあります。
2018年現在だと、5系と7系の2種類に分かれており、更に 5.4, 5.5, 5.6, 7.0, 7.1, 7.2 といった具体に細かく分かれています。
PHP: Supported Versions を見ると、それぞれのバージョンがいつまでサポートされているか確認することができます。

ここに書いてあるのですが、2018年現在で 「Active support」となっているのは 7系しかありません。ちゃんとサポートされているのは、7系だけなのです。
そして、サポートの話しとは別に、7系は5系に比べて処理の速度が約2倍に高速化されています。ということは、ウェブページの表示速度も速くなります。表示速度が速いと、検索エンジンである Google などからの評価も高くなり、検索結果上位に表示されやすくなります。もちろん、新機能もたくさん追加されています。
ということで、レンタルサーバーで PHPのバージョンが 7以外になっており、尚且 7に変更できる場合は、7に変更することをお勧めします。
エックスサーバーの中の方も以下のスライドで主張しております。
以下は,エックスサーバーでの変更手順です。
エックスサーバーでの PHPバージョン変更手順
(1) サーバーパネルにログインします。
(2) 「PHP Ver.切替」メニューをクリックします。

(3) PHPのバージョン切替はドメイン別に設定できるようになっています。ここでは、対象とするドメインを選択します。

(4) PHPのバージョンを選択します。
「(推奨)」とついている中で一番新しいバージョンがお勧めなので、この場合ですと「PHP7.1.4(推奨)」を選択しましょう。
※ 但し、PHP7.2でしか使えない機能を使っている場合は、PHP7.2.1 を選んでしまってもよいと思います。
選択しましたら、「PHPバージョン切替(確認)」ボタンを押します。

(5) 確認画面が表示されますので、問題なければ「PHPバージョン切替(確定)」ボタンを押します。

(6) これで、PHPのバージョンが変更されました。

2018年6月28日(木) 推奨PHPバージョンが、「PHP 7.2」になりました。
おわりに
エックスサーバーに限らず、レンタルサーバーでは PHPのバージョンが変更できるようになっているサービスが多いので、是非 PHP 7 に変更しましょう。通常、PHPのバージョンは自動で更新されません。